TeamPage 6.0.14 | @メンション新機能

TeamPage 6.0.14 では、「@ユーザー名」形式で特定のユーザー宛の投稿ができるようになり(メンション機能)、投稿/編集フォームのドロップダウンリストを入力補完対応の新しいコンボボックスに変更しました。目的のスペースやプロジェクトを素早く選択できます。また、スペースを跨いだ記事(エントリー)の移動もサポートされます。

新機能

メンション機能

このバージョンから、「@ユーザー名」を記事やコメント、近況アップデートなどの本文に記述して投稿すると、TeamPage は、その「@ユーザー名」部分をリアルタイムで該当ユーザーへのリンクに変更し、該当ユーザーへ「誰かがあなたへのメンションを投稿しました」という内容の通知を行います。

また、そのスレッドへ新しいコメントが投稿されたときも、該当ユーザーへの通知を行います。

詳しくは、Product971: メンション(特定のユーザー宛の連絡) をご覧ください。

メンションを書く

メンション通知

スペース、プロジェクト、マイルストーン選択用のコンボボックス

TeamPage 標準の投稿/編集フォームのスペース、プロジェクト、マイルストーンを選択するためのドロップ ダウン リストには、これまでは、投稿権限のあるすべてのスペース、すべてのプロジェクト、すべてのマイルストーンが選択肢として含まれていました。しかし、選択肢の数が多くなると、すべての選択肢を読み込むのに時間がかかり、また、ユーザーもたくさんの選択肢の中から目的のものを見つけなければなりませんでした。

新しいコンボボックスでは、目的のスペース、プロジェクト、マイルストーンの名前の一部を入力して、該当する選択肢だけに絞り込めます。目的のものを早く選べるようになりました。該当する選択肢の一覧を表示するには、コンボボックスの右側に表示される、下向きの三角アイコン(▼)をクリックししてください。

コンボボックス

記事の移動

間違ったスペースへ投稿してしまった記事(エントリー)を、別のスペースへ「移動」できるようになりました。この動作は、(1) 添付ファイルを含む記事のコピーを目的のスペースへコピーし、(2) コピー元(移動元)の記事を削除する…の組み合わせで行われます。移動が行われると、移動元の記事の内容や編集履歴は削除され、移動先の記事の投稿者は移動を行ったユーザーになります(移動元の投稿者から変更されます)。また、記事の投稿日時は移動を行った日時になります(移動元の投稿日時から変更されます)。

記事を移動する

その他の機能や改善点

• ライセンスの最大ユーザー数や最大スペース数により制限に変更を加えました。前バージョンまでは、アクティブなユーザー数やスペース数がライセンスで許可された上限に達すると、非アクティブに変更しない限りユーザーやスペースを新しく登録できませんでしたが、このバージョンから非アクティブならばユーザーやスペースを追加できるようになりました。

• TeamPage の Attivio AIE 3.5 コネクタを使って Attivio AIE 3.5 サーバーにアクセスし検索結果を取得する方法を変更し、既定で重複する結果を除外するようにしました。

• Internet Explorer 9, 10, 11 の「互換モード」を使用した時のサポートを加えました。

• Internet Explorer 10 と 11 で、ドラッグ&ドロップによるファイルのアップロードに対応しました。

• セクションの「最新ディスカッション」における「まだコメントされていないスレッド」に関する既定の動作を変更するようにしました。TeamPage バージョン 5.2.51 以降、コメントが何もない記事も「最新ディスカッション」のクエリ結果に含めるようにしてきました(コメントされていなくてもスレッドのトップであることには変わらないため)が、このバージョンから、この既定の動作を追加のプラグインによって変更可能になります。プラグインを希望するお客様は、弊社サポートまでお問い合わせください。

• Web ベースのログイン画面の構成を単一の HTML FORM エレメントに変更し、1Password のようなパスワード管理アプリが正しく動作するようにしました。

• ユーザーのプロフィールページの [通知] タブの中のサブタブのテキストを [フィード] と [ウォッチ リスト] に変更しました。

• [近況] タブや別ウィンドウ表示した近況アップデートの投稿フォームに「@ユーザー名」を表示して、メンション機能を使用する際にユーザー名を参照しやすいようにしました。

• スペースのテンプレートと既定のダッシュボード構成をアップデートしました。「プロジェクト チーム」「Wiki」「インテリジェンス」のテンプレートはオーバーホールに近い改修を行い、新しい「マネジメント チーム」を追加しました。

• スペースのメンバー(サイドバーの「メンバー」欄に表示されるユーザーのリスト)に非アクティブなユーザーを表示しないようにしました。

• ルーマニア語のロケール(ro)を追加しました。TeamPage のインターフェイスはまだルーマニア語に翻訳されていませんが、日付や数値の表示方法などで、ルーマニア式がサポートされます。

• ダイジェストのスキン(「block」と「block2」)で、ダイジェストに含まれる画像をダイジェストのメール メッセージに添付するかどうかの設定を追加しました。ダイジェスト中の画像は、TeamPage サーバー上の画像への参照になっていますが、Gmail のような Web ベースのメール サービスでは、この参照 URL が書き換えられるため、画像が正しく表示されない問題が発生します。この問題を解決するには、この設定を変更してください。(ただし、TeamPage サーバー側の画像読み取り権限に依存します。)詳しくは degdigital.com/bl… を参照してください。

• 検索ボックスに文字を入力した時に動作する入力補完機能(該当するスペースやユーザーを候補として表示する機能)を改善し、「入力された文字で始まる候補」や「入力された文字を途中に含む候補」など、ファジーな検索ができるようになりました。

バグ修正とその他の変更

• 「タグが変更された順」のクエリ結果に表示される日付セパレーターを修正し、タグ変更日時に表示される日付が正しく表示されるようにしました。以前のバージョンでは、記事の投稿日時が返されるようになっていました。

• 様々なキャッシュされたデータを削除するとき、TeamPage が「完全な」ガベージ コレクション(メモリの掃除)を実行しないように変更しました。TeamPage の Java プロセスが利用できるメモリ容量やサービスが実行されている環境によっては、「完全な」ガベージコレクションの実行時に TeamPage プロセスの動作が非常に重くなり(遅くなり)、ほとんど反応しないような状態が数分から数時間も続くことがありました。今回のアップデートで、TeamPage の既定の設定では、Java 仮想マシンはガベージ コレクションを他のプロセスと平行して増加的にバックグラウンドで実行するようになり、処理時間がより短く、体感的な動作パフォーマンスの低下は発生しなくなりました。「完全な」ガベージ コレクションを実行するには、[キャッシュ マネージャー] 画面を表示し、[ガベージ コレクション] オプションを選択してから [選択したキャッシュのクリア] ボタンをクリックしてください。(通常の運用において、お客様がこの「完全な」ガベージ コレクションを行う必要はありません)

• エントリー(記事)の API の問題を修正し、ユーザー プロフィールの [Web サイト] や [略歴] など、特定のフィールドの値が正しくロードされないバグを修正しました。

• 添付ファイルが削除または名前変更されている記事を編集するときに発生する問題を修正しました。

• プロジェクト記事やマイルストーン記事の [コメント] タブに表示される記事のタスク、予定、共有の欄を、コメント欄と同じように、記事の下方に移動させました。

• Attivio 検索結果画面で、添付ファイル、記事の共有フォルダ中のファイル、スペースの共有フォルダ中のファイルの [共有] ホバーメニューが正しく動作しないバグを修正しました。

• サーバー メール ボックスとスペース メール ボックスの設定が正しく行われている場合でも、指定されたメール ボックスからメール メッセージを読み取らないバグを修正しました。また、デバッグ ログの [mailthread] オプションを有効にしたとき、より詳しくわかりやすいデバッグ情報をログに書き込むように変更し、TeamPage が特定のメール ボックスを読み取りに行くときの診断をしやすくしました。

• タグの変更を購読済みのユーザーにタグ変更の通知が行われないバグを修正しました。

• 期間範囲(日付範囲)を変更した Attivio 検索結果画面で印刷プレビュー画面を開いた時の日付表示を修正しました

• 右クリックメニュー(コンテキスト メニュー)に [メモ] と [質問] アクションが表示されないようにしました。これらのアクションは、ずっと前のバージョンで廃止になりましたが、特定の条件で右クリック メニューに表示されることがありました。

• ログイン画面に表示されるメッセージの設定を変更しても、変更された内容ではなく既定の内容が表示されるバグを修正しました。

• 「ダイジェスト スペース」設定の [新規スペースが利用可能になったとき、そのスペースを自動的に含める] チェックボックスがオフのユーザーにダイジェストのメールが配信されないバグを修正しました。

• ウォッチしているファイルの名前に空白(スペース)などの特定の文字が含まれる場合にウォッチ通知がメール配信されないバグを修正しました。

• ユーザー プロフィールの [下書き] タブに RSS と印刷プレビューのアイコンを表示しないようにしました。以前のバージョンまではこれらのアイコンが表示され、アイコンをクリックするとエラーが発生するようになっていました。

• セクション テーブル ウィジェットやロゴ画像マネージャー画面、その他の様々な画面に表示されるメッセージの国際化や日本語化を行いました。

• インストーラーに含まれる日本語版の使用許諾契約書を更新しました。

• 使用許諾契約書を初めとしたテキスト ベースのファイルやリソースを更新し、テキスト メッセージがインストーラーの画面から溢れて表示されたり一部の文字が誤った文字エンコーディングで表示される問題に対処しました。インストール中に表示されるメッセージの不明な点については、このサポートサイトでチケットとして投稿していただけると幸いです。(サイドバーの「新しいサポートチケット」をクリックしてフォームに記入して投稿してください。)

• ダイジェストの購読解除ページの [フロントページヘ移動] リンクが動作しない問題を修正しました。

• タグ変更に関連した特定のページが生成されるときに「java.lang.NullPointerException」が発生することがある、小さな問題を修正しました。

• TeamPage サーバーが特定の設定の変更を 2 回行おうとする、小さな問題を修正しました。実際には、1 回目の実行で変更が行わるため 2 回目の実行では何も変更されないのですが、2 回目の不要な処理が行われないようになりました。

• 記事の閲覧履歴(足あと機能、閲覧したユーザーの一覧)のデータをロードしようとするときにエラーが発生する場合がある、小さな問題を修正しました。

• 特定の条件で、記事のパンくずリスト(投稿先スペース > プロジェクト > マイルストーン)のタイトル チップが正しく表示されないことがありました。このバージョンで、この問題は修正されました。

• ライセンスの期限が切れると、TeamPage のサーバーやジャーナルは読み取り専用になりますが、その場合に投稿/編集フォームが正しく動作しない場合がありました。このバージョンで、この問題は修正されました。

• 古いモバイル機器向けの「Simple」スキンのログイン画面で「Your browser ID, used to ensure the security of changes made to your TeamPage server, could not be verified. If you were trying to make changes to your TeamPage server, please report this issue.」というメッセージが表示される問題を修正しました。

• ダイジェストのメール本文などで、記事に添付されているファイル(共有フォルダのファイルなど)への URL が正しく FQDN にならない問題を修正しました。

• (これはまず発生しない問題ですが)コメントを自分自身へのコメントとして投稿した場合(コメント先の記事 ID を自分自身の ID として指定した場合)、そのコメントを含むページのコンテンツが表示されず、代わりに「java.lang.StackOverflowError」が発生する問題を修正しました。

• 共有フォルダを開いたときの URL の path= パラメーターの値がない場合に、ページ内にエラー メッセージが表示されるのではなく、エラー ダイアログが表示される問題を修正しました。

• ダイジェストに含めることができる が既定の設定になっている場合でも、[既定値を使う] チェックボックスがオフになる問題を修正しました。ダイジェスト機能をお使いのお客様は、念の為、この設定で購読対象スペースが正しく選択されているかどうかを確認することを推奨します。

• 招待機能 に関連した このスペースを自動的に購読する 設定の既定値を [はい] から [いいえ] に変更しました。この設定は Public2942: TeamPage 6.0.05 アップデート情報 で搭載されたものです。この変更により、スペースの新着投稿が招待されたユーザー宛に既定で通知されることはなくなります。招待されたユーザーへ既定で通知を行うようにするには、スペース管理者またはサーバー管理者が、手動でこの設定の値を [はい] に変更する必要があります。また、サーバー セットアップ > 既定値 に、新たにすべてのスペースの既定の設定を設けました。すべてのスペースで、招待されたユーザー宛の通知を既定で有効にしたい場合は、この サーバー セットアップ > 既定値 の設定で [はい] を選択してください。

• スペースのタグ > 一覧 ページの [最終更新] に表示される日時が、最終の(最も新しい)閲覧可能な日時ではなく最初の(最も古い)閲覧可能な日時になっていた問題を修正しました。

• TeamPage から記事を メールで転送する ときに、極まれに "java.lang.IllegalStateException: STREAM" エラーが発生し、メール転送が正しく動作しない問題の可能性を修正しました。

• 印刷プレビュー画面、メール通知メッセージ、RSS フィードで、スレッドのトップ記事の下部に表示される添付ファイルの一覧に数字の添付番号が表示されないように変更しました。また、記事本文に埋め込まれていない添付ファイルだけを一覧に表示するようにしました。

• いろいろなカレンダー画面で、サイドバーの「新しい〜」ドロップダウンメニューの一番上に表示される項目を、[新しい記事] から [新しい予定] に変更しました。

開発者向けの変更

• FormsService API を使う GWT 投稿/編集フォームをカスタマイズするときに便利な「formdev」ビューを利用できるようになりました。検索ボックスに /type formdev を入力して表示されるビューには、すべての利用可能な GWT フォームを開くためのリンクやボタンが一覧表示されます。GWT フォームを開くためのセクションやドロップダウンメニューを設定する必要がないので、カスタマイズした GWT フォームの動作確認に便利です。

• メンション機能の搭載に伴い、com.traction.sdk.Entry インターフェイスに getMentionedUsers メソッドを新しく作りました。SDL からは <entry.mentionedusers> タグで利用できます。また、メンションの「宛先」を得るための getHandle メソッドを com.traction.sdk.User インターフェイスに作りました。こちらは SDL では <user.handle> タグで利用できます。

• プロジェクトやマイルストーンのタブ(例: プロジェクト記事の「ダッシュボード」「アクティビティ」「近況」「履歴」など)のテンプレート SDL コードを、プラグインによるカスタマイズがしやすくなるように改善しました。

• その他、細かな修正や改善。

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